〜2.「こだわるべきもの」-2〜
ふたつめの見落としがちな足廻りとして、自分の足廻りがある。
この足廻りについて僕の場合は、足の裏から近い順に重要視するようにしている。
まず最初は、「靴下」だ。
普段履いているような薄手のものや、丈の短いものは極力避けてほしい。
また、寒いだろうからと、極端に厚手のものも避けてほしい。
理想はスキーやスノーボード用に販売されている靴下を選択する事だが、どうしても手に入らない状況であれば、丈が膝下まである(スネをすべて覆う)ものを選ぶようにしたい。
あとは、スペア(代えの靴下)を忘れないでほしい。
万が一靴下が濡れてしまった場合、本当に不快な思いをする事になるので、替えの靴下が有るか無いかで、ゲレンデデビュー当日の印象は大きく変わってくる。
靴下の次は、「インソール」だ。
インソールとは、いわゆる靴の中敷のことだ。
スキーやスノーボード用品を販売しているスポーツ用品店やショップであれば、専用のインソールを販売しているはずだ。
(足のムレやニオイを抑える類の製品ではない。あくまでもスポーツ用のインソール。)
しかし、これらのインソールは、少し良いものになると、簡単に一万円程度の値段になる。
初めてのスノーボード体験には、少しおおげさ過ぎるだろうから、二回目以降のスノーボードに出かけるのであれば、是非とも購入する事をおすすめする。
(そういう人はすでに完全にハマっているから。。。)
インソールの次は、「ブーツ」、「バインディング」、「板」、と続くが、初めてのスノーボードデビューにあたって、もし予算が許すのであれば、ブーツまでは自分専用の物を購入しておくのが理想的だ。
しかし、これから続けて二回目以降のスノーボードに出掛けるのかどうかは、「一回やってみないとわからない」と言うのが普通だろうから、初回はレンタルするのが良いだろう。
ここでは、ブーツ選びの際に重要となる「こだわり」ポイントをお伝えしておく。
自分専用のブーツを購入するにしても、レンタルでブーツを借りるにしても、いずれの場合も「初心者用」は避ける事をおすすめする。
この事については賛否両論あるだろうが、僕のおすすめは「中級者用」、もしくは「初〜中級者用」だ。
初心者用をおすすめしない理由は、簡単に言うなら「すぐにものたりなくなるから」だ。(詳細については後の章で説明したいと思う。)