「実践編」 その8 (3.01.道具を知る -4)

 

リーシュコード

シューレースのしめ上げが終わったら、その次はバインディングだが、何よりも最初に「リーシュコード」を自分の足に留め付けてほしい。

リーシュコードの役割は、「板の流れ止め」だ。

これが無いと、何かの拍子に「うっかり」体から板が離れたときに、スノーボードが斜面の下に向かって、勝手に落ちてゆくことになる。


そんな鈍臭いマネはしないと思うだろうか?

 

いやいや、

僕は何度も目にしているし、

実際に滑り落ちてきた板を受け止めたことも、1 回だけではない。

 

斜面の下に子供や他の人が居たら、と想像しただけで身の毛がよだつ思いだ。


スノーボードを楽しむために怪我をしないようにするという事は、勿論重要だが、怪我を「させない」ことのほうが、もっと大切なことだ。


リーシュコード装着後、バインディングを装着する前には、必ずブーツの底についた雪を良く落としてほしい。

そうしないとうまく取り付けることができないからだ。

ハイバック

ブーツの底の雪を落としたら、バインディングの「ハイバック」を引き起こして、「ヒールカップ」にしっかりとブーツの「かかと部分」を奥まで入れ込む。


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ちなみにハイバックは、足にバインディングを装着していない時には、必ず倒しておいてほしい。
その理由は、倒さないままでおいたハイバックの上に、おもいっきり尻餅をついてみれば判る。

アンクルストラップ

次に「アンクルストラップ」の締めこみに進むが、ここでもまた、締め具合の目安は「良い加減」となる。

 

別の言いかたをすれば、痛くなるまで締めこんで、「ラチェット」を 「1 から 2 ノッチ」戻す、という具合だ。


ラチェットの詳細については、複数のタイプがあるので、レンタルショップの店員さんか、ゲレンデで詳しそうな人を捕まえて聞いてみてほしい。

ステキな出逢いが訪れるかもしれない。

 

トゥストラップ

アンクルの次は「トゥストラップ」だ。

アンクルより先にトゥを締めないでほしい。

ここでまちがえると、アンクルストラップの締めこみがうまくできなくなる。

トゥストラップの締めこみは、アンクルほど強く締めなくても大丈夫だ。

ブーツのつま先がバイディングから離れなければ大丈夫なので、ほんの少しトゥストラップがブーツにめり込む程度としてほしい。

 

逆に締めすぎると、指先がシビれて後悔する。

 

 

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