ついに区切りの第十回。
前回「効率良いエッジングを行うためのポジション」を考えようというところで終わった。
以前に触れた「ポジション」、覚えているだろうか?
そう、体の重心位置のことだ。
これまた曖昧な表現で申し訳ないが、基本姿勢をきっちり考えていない人には特に難しい。
基本姿勢に関しては、ここで詳しくは触れない。
わからない人は山で「教えたそうにしている人」に聞いてほしい。
スノーボードの滑走面を見た時、長さ方向の中心線(長軸)と、幅方向の中心線(短軸)がある。
この長軸を通り、なおかつ垂直に滑走面と交わる面を意識してほしい。
この面の中で前後、上下にポジションを移動させる(もちろん体軸も)。
スノーボードのノーズ正面から見た場合、滑走面とポジション面の関係は「T」の字を逆さにした状態(⊥)になる。
体には関節が沢山あるので、全ての骨とお肉をポジション面内に収める事はできない。
膝を曲げればお尻が「はみだす」ので、足首を曲げるなどして補ってゆく。
なるべく沢山の骨やお肉をポジション面内に収めれば、スノーボードの真上から効率良くプレッシャーを掛ける事が出来る。