「実践編」 その4 (3.ベースとなる考え方 -2)

話は少しそれてしまうが、僕はスクールでスノーボードの話をする時に「たとえ話」をよく使い、その中に度々「自転車」を登場させる。


あなたは自転車に乗れるだろうか?

乗れない人のために何か他の物に例えるとすれば自動車だ。

「どちらも運転できない!」という人には申し訳ないが、なんとかイメージを膨らませて想像してみてほしい。


自転車や自動車を最初からじょうずに運転できた人は、ほんの「ひとにぎり」の天才の方々だけだと思う。

そう、スノーボードも最初は全然「思いどおり」になど出来ないのだ。

 

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本当のことを言ってしまえば、ゲレンデの上で板を装着する時に、最初は座った状態でやってもらうが、そのあと 1 人で立ち上がることが出来る人さえ、ほんのひとにぎりの人たちだけだ。

そしてがんばって立ち上がることに成功した直後にほとんどの人がバタバタと倒れてゆく。

(当然、私も「立てない人」だった)


なので、スクールで 1 番最初に覚えてもらう事は、「滑り方」ではなく、1 番多い怪我の種類と、そうならないための「じょうずなコケかた」だ。

 

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スノーボードデビュー当日に「滑る」という幻想はひとまずどこかに置いておいて、「1 人で立つ」と「じょうずにコケる」ができるようになったら大成功だとしてほしい。


もし、それ以上できるようになったのであれば、あなたはひょっとしてスノーボードの才能に満ちあふれているのかもしれないので、是非とも本格的にチャレンジする事をおすすめする。

 

では、実際に覚えてゆくべきことについて、

どのようなことを、どのような順番で実践、習得していけば良いのかを、以下に挙げておく。

 

  • 01. 道具を知る。(名前と使い方) 
  • 02. 平地でコケかたを覚える。(怪我を防ぐ) 
  • 03. たちあがり、またコケる。(平地で何度かくり返す) 
  • 04. なれる。(片脚をスノーボードから外した状態で歩いたり、登ったり、チョット滑ってみたり) 
  • 05. とまる。(かかと側か、つま先側。もしくは両側) 
  • 06. まがる。(きっかけを覚える) 
  • 07. 滑ってみる。


なかなか長い道のりだ。
これだけのことを、たった 1 日でやろうとするのは一般人にとっては至難の技だろう。


それでは、最初からひとつずつ、順番にくわしく見て行こう。

 

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