「実践編」 その23 (3.05.とまる-4)

さて、そもそもリフトに乗った目的は、本題の「とまる」練習をするためだ。


教則本等にある「とまる」練習の方法によれば、

フロントサイドエッジ及びバックサイドエッジの両側を練習する必要があるので、「どちらか片側しか出来ない」という状態はゴールではない。


理想的には、両側共に同じように「とまる」事ができるという状態を目指して日々練習を繰り返してほしい。


スクールや教則本では、まず最初はバックサイドエッジで「とまる」練習から始める場合が多いが、前述の「3.03 たちあがり、そしてまたコケる」で両足を装着した状態で、バックサイド転倒からのたちあがり方がうまく出来ない人は、フロントサイドエッジで「とまる」練習から始めても何の問題もない。

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ところで皆さんは、僕が冒頭から意図的に「すべる」ではなく「とまる」という表現に拘っている事にお気付きだろうか?

 

普通ならば「さあ、リフトに乗って滑りに行こう!」となるが、ココでは少し違う。

「リフトに乗ってとまる練習にチャレンジしましょう!」と言われても、あまりワクワクできないだろう…


でも、コレは本当に大事な概念だと僕は信じている。
滑る練習は、とまる事ができる人がやることだ。

もし、とまる事ができない人が斜面の上から滑り降りて来ると、大変な事になってしまう。


多少「屁理屈」のように聞こえてしまうだろうが、ゲレンデ内で衝突事故が後を絶たない理由の一つに、この「とまれない(制御出来ない)」があることは間違いない事実だと思う。

 

 

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