「実践編」 その10 (3.02.コケ方を覚える -1)

3.02.平地でコケかたを覚える 

「ケガを防ぐ」といってしまうと、大げさに聞こえてしまうかも知れないが、スノーボードでのケガは、ほんとうに多いのが現実だ。


1 番多いのは、転倒時に思わず手をついてしまうことによる、手首から腕にかけてのケガだろう。

その次に後ろ向きに転倒した際の、後頭部強打ではないだろうか。


いずれの場合も、「正しいコケかた」を身につけていれば、かなり危険度を低減できるので、しっかりと身体が覚えてしまうくらいコケる練習を重ねることをおすすめする。


コケる練習は、とても地味だ。

すぐ傍で楽しそうに滑っている人たちを見てしまうと、虚しくなってしまうかも知れないが、

「ここを跳ばさずにしっかりやり切れば、未来のスノーボードライフが非常に快適になるんだ!なるに違いない!!」

と自分に言い聞かせながら耐えてほしい。


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「でも、いったい未来の何がそんなに変わるのか?」という部分について補足しておく。


ズバリ、コケかたが上手い人はコケてもぜんぜん痛くない‼


これもまた、スノーボードを嫌いにならないためのとても大きな要素となる。


では、痛くないし、ケガも少ない上手なコケかたとは、いったいどうするのが良いのだろうか?


まず最初に頭に入れておいて欲しいのが、スノーボードは板とバインディングに、両足を捕まえられた状態だ、という事だ。

そのような状態でバランスを崩してしまい、前向きに倒れそうになった時に、「とっさの一歩」は前に出せない。


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それは、とても恐いはずだから、ついつい両手を雪面について、顔面を守ろうとしてしまうわけだ。

こうして手首を傷めてしまったり、ひどい場合には骨折もしてしまう。


反対に、後ろ向きに倒れそうになった時には、ついつい出してしまう両手さえもむなしく、強烈な尻餅、ひどい場合には後頭部強打。また、それによる「脳しんとう」なども多いケガの例だ。

 

 

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