「実践編」 その21 (3.05.とまる-2)

自動車の各部品はスノーボードの場合、以下の要素に相当する、と僕は考えている。


a) ハンドルは、「目線」と「腰の回転」

見た方向、向いた方向に曲る。

(詳細は次の 3.06 にて説明する)

 

b) ブレーキは「とまる」技術

練習して技術を磨けば磨く程、高性能のブレーキを手に入れる事ができる。

ちなみに F1 マシンに装備されるブレーキは世界最高峰の性能を誇る。

高度な走行には、やはり高度なブレーキ性能が必要という事で、スノーボードにも共通して言えることだと思う。


c) エンジンは「重力」

当たり前の事だが、重力はどんなに練習を重ねても増えない。

世界トップクラスのスノーボードレーサーも、スノーボードデビューをする前の貴方も、全く同じ性能のエンジンを持っているということになる。


d) アクセルは「うしろ脚」

重力を増やす事は出来ないが、減速要素を少なくすれば多少はスピードが増す。

スノーボードの場合「うしろ脚」に体重をかけると、ノーズ側の雪面抵抗が減り、アクセルを踏んだ時のようにスピードを増す事ができる。

初心者の頃には殆どの人が、恐怖心やスノーボードの挙動について行けない事が原因で、進行方向に対して「うしろ側」に体重がかかった状態の「後傾姿勢」になってしまう。

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これでは無意識とは言え、アクセルを踏み込んでいる状態になってしまっているので、本人の意思とは裏腹に加速を続ける事になってしまう。


更に「まえ脚」は、ハンドル(腰)とタイヤ(板)を結ぶ「棒」の様な役割も持っているので、スノーボードの後傾姿勢を自動車に例えて言うならば「ハンドルを外してアクセルの上に乗っけた状態」と、なる。

コレではうまく曲がれる訳も、止まれる訳もない。

 

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