さて、第七回のはじまり。
前回の宿題「後ろ足寄りのポジションで滑る」をやってみた人は居るだろうか?
もし居たら申し訳ないので一応私の見解を書いておく。
ポジションを後ろ足寄りに置くと、スノーボードのノーズ側の加重が弱まって(解放され)板が加速しやすい状態になる。
夢見るようなパウダー状態や、ターンの後半(山回り)に減速したがる板を加速したいときに役立つ。
ここで注意したいのが「後傾」との違い。
後傾状態でも板は加速する。
が、「後ろ足寄りのポジション」と「後傾」は全く違うものだ。
「体軸」という言葉がよく用いられるが、わかるだろうか?
僕の「体軸」の解釈は
「板の上の加重点の中心と体の重心を結ぶ線」だ。
この「体軸」とボードの滑走面がなす角度が90度以上に開いた状態が「後傾」と考えて良い。
というわけで今後、鬼斬りに後傾は禁止だ。
第六回と第七回をまとめると
「ターン前半は前足寄り、後半は後ろ足寄りのポジションが良い」となる。
では次回からはいよいよ「斬れる為に必要なモノ」について考えていく。