「目線はターンの大きさに左右されない」と言う事がわかった所で、次は加重について見てみる。
小さなターンで大きなターンと同様に半円を描くためには、スノーボードを更にタワマせる必要があるので、沢山力をかける事になる。
、、、これも嘘だ。
スノーボードをタワマせる加重とは重さではなくエネルギー。
イメージとしては(力÷時間)になる。
ターン中にゆっくりと力をかけるとエネルギーは分散され、スノーボードのタワミは小、ターン弧は大。
同じ大きさの力を素早くかけるとスノーボードのタワミは大、ターン弧は小。
スノーボードのロングターンとショートターンを区別して考えすぎると、判りにくくなる。
大きめのターンから少しずつターン弧を小さくしていくと、その間のどこかで動作を省略し始めるポイントが見つかるはずだ。
その変化ポイントのターンリズムが貴方の滑りの「落とし穴」だ。
つまり貴方が苦手なのは、ショートターン手前の「小さめのミドルターン」のはずだ。
そこを練習する事で、ロングターンとショートターンの間に有る「イメージ乖離」は、次第に少なくなっていく。
つまりスノーボード滑走時のターン弧の大小に関わらず、同じだけの力をかける意識が重要だ。
リズムが早くなるだけなのだ。